【管理職の“限界”サイン】Vol.4
「“数字に縛られる”が、本音を消していく」
Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、「限界を感じている管理職」に向けて、
その背景にある“構造的な問題”を一緒に見つめ直しています。
Vol.3では、
「部下が育たない=上司の関わり方が鍵」という話をしました。
今回は、「数字で評価される管理職」という立場が、
いかに上司自身の“本音”を押し殺しているか、についてお話しします。
数字は成果か?呪縛か?
「今月の売上、まだ達成できてないよな?」
「利益率、下がってないか?」
「あと5件、どうやって詰めるつもり?」
──こんな言葉が日常的に飛び交う中間管理職。
あなたも、本当は疲れてるのに「大丈夫」と言ってない?
数字は、組織運営に欠かせない“指標”です。
でもその数字が、“人の本音”を殺す道具になっているとしたら──?
管理職は「板挟み」という名の孤独
• 上からは成果を求められ
• 下からは人間関係のフォローを求められ
• 同僚とは競争と協力を同時に求められる
どこにも本音が言えないまま、
「自分の感情」を切り捨てて、
「数字という成果物」だけで存在価値を証明しようとする。
これこそが、“限界のサイン”です。
人の本音は、数字の中にいない
数字には、嘘がつけません。
でも、数字には“感情”がありません。
売上が伸びても、
部下が壊れていれば意味がない。
利益が出ても、
チームがギスギスしていたら長続きしない。
数字の向こう側にある「人の熱量」や「信頼関係」こそ、組織を支える土台です。
「正しさ」よりも「熱さ」を評価する組織へ
今、時代は変わりつつあります。
「短期の数字」よりも、「長期の信頼」を重視する企業が増えています。
その中で管理職に求められるのは──
“正解を出す上司”ではなく、“火を灯せる上司”。
部下の心に火を灯す。
チームの情熱を引き出す。
そのために、まずは“自分自身の本音”にも火をつけてあげてください。
火を灯す【まとめ】
限界サインVol.4のキーワードは──
「数字に縛られる上司は、自分を見失う」
でも、本音を封じたマネジメントは、
やがて現場の温度を下げていく。
あなたが感じている“違和感”や“疲労感”は、
「本当はこうしたい」と思っている証拠かもしれません。
数字の先にある“人”に、
火を灯すマネジメントを。
次回(最終回)予告:
Vol.5|「“現場に響かない研修”が、現場を壊す」
──研修をやっても、何も変わらないのはなぜか?
その背景にある“教育の勘違い”を暴いていきます🔥
──株式会社Lead Correct
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