【管理職の“限界”サイン】Vol.3
「“部下が育たない”は上司の関わり方で決まる」
Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、
頑張っているのに“限界を感じている管理職”に焦点を当ててお届けしています。
Vol.1では「頑張ってるのに報われない」
Vol.2では「全部抱え込んでしまう上司」
…という“限界サイン”を紹介しました。
そして今回のテーマは──
「部下が育たない」と感じている管理職に向けた処方箋です。
その“関わり方”、間違ってない？
「何度言っても、部下が動かない」
「指示待ちばかりで、自発性がない」
「教えてるのに、成長が見えない」
……こんな悩み、耳にタコができるほど聞いてきました。
でも、ここで一度問いたい。
「あなたの関わり方は、“育てる”になっていますか？」
実は多くの管理職が、
「指示＝教育」になってしまっている。
指示は「育成」ではなく「操作」
人を育てるとは、
「相手の成長欲求に火をつけること」です。
でも現場ではどうでしょう？
•「なぜできないのか？」と責める
•「何回言ったらわかる？」と呆れる
•「もう俺がやった方が早い」と諦める
これでは、部下の“自走力”は育たないんです。
指示は「一時的な行動」を引き出すけれど、
対話こそが「長期的な成長」を育てるカギになります。
上司が「答えを持ちすぎている」問題
部下が育たない職場には、
上司が“正解”を持ちすぎている傾向があります。
•「こうするべき」
•「これが正しい」
•「このやり方が一番効率的」
もちろん経験値として持っているのは大切。
でも、それを“押しつける形”で伝えていないか？が要チェックです。
育成とは、“引き出す関わり”であり、
「教える」よりも「問いかける」が鍵なんです。
育たないのではない、「育てていない」
この言葉、少し耳が痛いかもしれません。
でも事実として、
部下が育たないのは、部下の問題ではない。
• 育てようとしていない
• 育て方が分からない
• 育て方が時代に合っていない
この3つのどれかです。
人材育成に必要なのは、
「本人の中にある意欲・願い」を引き出すコミュニケーション力。
これが“今の時代”の上司に求められるスキルです。
火を灯す【まとめ】
限界サインVol.3のキーワードは──
「育たない」は、上司の責任。
部下の自走力は、
“育てる関わり方”を学んだ上司によってこそ育まれる。
もしあなたが、「うちの部下はダメだ」と感じているなら、
まずはその“関わり方”を見直すことから始めてください。
次回予告：
Vol.4｜「“数字で評価される管理職”が抱えるジレンマ」
成果を求められる管理職ほど、
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