社員が“指示待ち”になる本当の理由
〜それ、実は会社側の構造に原因があるかも?〜
リードコレクトの山本です。
企業研修や組織支援をしていると、経営者やマネージャーからよくこんな声を聞きます。
「ウチの社員、指示しないと動かないんですよ」
「もっと主体的に動いてくれたらいいのに…」
確かに、組織にとって“自走する社員”は理想的です。
でも、実際には“待ち”の姿勢が根付いている企業も多い。
では、なぜ社員は「指示されるまで動けない」状態になるのか?
その原因は、社員個人のやる気の問題…ではなく、
会社の構造的な問題に隠れていることが多いのです。
「どうせ聞いても意味ない」と思わせていませんか?
指示待ち社員の裏には、こんな心理が眠っています。
•「提案しても、どうせ通らない」
•「意見を言ったら、角が立つ」
•「“余計なことしなくていい”って思われるかも」
つまり、行動しない方が安全という“学習”を、どこかでしてしまっているのです。
これは、これまでの会社側の対応がつくってしまった“組織の文化”。
どんなに「自発的に動け」と伝えても、
それを歓迎する風土がなければ、人は動けません。
◾️指示待ち文化は「上司のクセ」がつくる
また、こんなケースもあります。
• 上司が細かく指示を出しすぎる
• 自分で考えて動いたことを否定される
•「正解」を求められすぎて思考停止してしまう
これでは、“自分で考える力”を発揮するどころか、
思考することにブレーキがかかってしまいます。
本来、社員には「考える力」も「動く力」も備わっている。
それが発揮されないのは、環境のせいなのです。
◾️解決のカギは「意識の矢印を内側に向ける」こと
私たちは、組織の変革を支援する際、
「矢印を内側に向ける」という考え方を大切にしています。
• 社員が指示待ちになるのは、社員のせいではなく「環境のせい」かもしれない
• その環境は、上司の接し方・会社の文化から生まれている
• それならば、まずは「自分たちの在り方」を見直すことが必要
この“自責の文化”がある企業こそ、社員が自走しはじめるのです。
◾️「変わりたい」と思ったときが、変え時
指示待ち文化を変えるには時間がかかります。
でも、その第一歩はシンプル。
「うちの組織、今のままでいいのか?」と気づくこと。
そして、「どうすれば自走するチームに変わるか?」を学ぶこと。
社員教育は、知識やスキルの問題ではなく、
「関係性」や「環境」の再構築から始まる。
だからこそ、私たちが提供する研修では、
在り方からのアプローチを大切にしています。
もし今、あなたの組織に
「指示待ちの空気」があるなら――
それは“人の問題”ではなく、
“文化の問題”かもしれません。
火を灯すのは、今かもしれませんよ。
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株式会社LeadCorrect
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