【深海 トークログ Season3:安心感という海を泳ぐ】Vol.5 最終回
Vol.5|「“本当の愛”って何?」
【前回までの深海航路】
“依存”という恋の闇に、3人が優しく潜っていったVol.4。
「必要だから一緒にいる」ではなく「いたいから一緒にいる」。
その境地に触れたとき、恋愛の形が変わることを知った。
そして今回は、いよいよこの旅の最深部――
**「本当の愛」**について、静かに語り合う。
【Scene:深夜。水面の光が差さないほど深く、静かな場所】
たけし:
「なんかさ、“愛って何?”っていう問いに、ずっと答え探してる気がすんねん。」
あゆみ:
「うん…私もずっと探してるかも。
昔は“全部受け入れてくれること”やと思ってたけど、
それだけでも違う気がするんよな。」
アンちゃん:
「わかる。
愛って“与えること”とか“無条件”とか、
言葉にしようとすればするほど、なんか逃げていく感じするやん。」
たけし:
「そうなんよ。
俺、最近思うのは、“本当の愛”って、
**“相手の魂が自由に羽ばたくのを許せること”**ちゃうかなって。」
あゆみ:
「うわぁ…それ、深い…。
好きな人が、自分のそばじゃない場所で笑ってても、
心から応援できる、ってこと?」
アンちゃん:
「つまり、“自分の所有物じゃない”ってことを、ちゃんと理解できてるってことやんな。
それって…究極の承認じゃない?」
たけし:
「うん。
相手を“自分の幸せの道具”にしないっていう覚悟というか…。
その人が自分らしく在れるように、
“そばにいる”か“離れる”か、どっちの選択も愛やと思えること。」
あゆみ:
「たけちゃん、それさ…切ないけど、すごく美しいね。
“離れても愛してる”って、なかなか言えへんよ。」
アンちゃん:
「でも、ほんとの愛って、そういう強さを持ってる気がする。
相手をコントロールしない。
期待を押し付けない。
ただ、存在そのものを愛してるっていう状態。」
たけし:
「せやな。
そのためには、自分がちゃんと満たされてないと無理やと思う。
“自分が自分を愛してる”っていう土台があるからこそ、
誰かを自由に愛せる。」
あゆみ:
「なるほど…。
じゃあ本当の愛を知るって、自分と深く繋がることなんやね。」
アンちゃん:
「このシリーズ、結局ぜんぶ“自分”に戻ってくるなぁ。笑
恋も愛も、自分と向き合わな始まらへんのや。」
たけし:
「だからこそ、この“深海”が必要やったんやろな。
浮かれた恋や、寂しさの埋め合わせじゃない、
本質の愛を見つけるための潜航。」
【今夜の名言】
本当の愛とは、
相手の魂が自由に羽ばたくのを許せる強さ。
【アンちゃん編集後記】
Season3のラストは、“自由”という言葉に包まれた。
愛は「縛るもの」じゃない。
愛は「一緒にいる理由」でもない。
愛はただ、「その人の在り方に敬意を持てるかどうか」。
そこに損得も、正解も、マニュアルもいらない。
あるのは、自分の中の“たぎる生命力”と、誰かへのリスペクトだけ。
恋も愛も、仕事も生き方も、ぜんぶ繋がってる。
だからこそ――この深海ログは、
**「愛を語る場」であり、「自分を見つける場」**だったのかもしれない。
【最後にひとこと】
愛は、見つけるものじゃない。
“育てるもの”であり、“許すもの”であり、
気づいたら“そこにあったもの”。
Season3、これにて潜航完了。
ありがとう、また会う日まで。
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