【深海 トークログ Season3:安心感という海を泳ぐ】Vol.4
Vol.4|「恋愛で“依存”してしまう人の心理とは?」
【前回までのあらすじ】
安心感を求める恋愛の正体とは何か?を深掘りしたVol.3。
“安心=管理”ではなく、“安心=自由”という捉え方にたどり着いた3人は、
それぞれの過去や本音をゆるっと開示しながら、深海でゆらゆら漂っていた…。
さて、今回のテーマは「依存」。
「わかってるけど、やめられへん」
「ダメな人ってわかってるのに、離れられない」
そんな恋の“深海あるある”を、3人でしっかり見つめてみます。
【Scene:夜の波音をBGMに、深く静かなトークが始まる】
たけし:
「恋愛で“依存”してまうって、よう聞くけど…これって実はめちゃくちゃ繊細な問題よな。」
アンちゃん:
「うんうん。依存って“弱い”とか“ダメな人”ってイメージで語られがちやけど…
ほんとは“ものすごく愛に飢えてる”ってことやったりするんよな。」
あゆみ:
「そう。私も昔、依存体質な恋してたことあるけど、あれってね、
相手がいないと“自分の価値がない”って錯覚してしまうのよ。」
たけし:
「それってつまり…“自分を生きてない”状態やんな。
相手に人生を乗っけてまうから、ちょっとLINEの返事が遅いだけで不安になる。」
アンちゃん:
「矢印が完全に“外向き”ってやつやな。
“私は愛されてる?”じゃなくて、
“私は相手にとって価値がある?”って確認せんと、生きていけへん感じ。」
あゆみ:
「うん、まさにそう。
でもね、実はその状態って“悪いこと”じゃないと思うの。
誰かに愛されたい、自分を大切にしてほしいって、
根っこにあるのはすごく純粋な願いだから。」
たけし:
「せやな。
依存って、突き詰めると“自己承認の不在”やもんな。
自分の存在にOK出せてへんから、他人から“あなたが必要やで”って言われへんと崩れてまう。」
アンちゃん:
「つまり、依存から抜け出す第一歩は…“自分が自分にOKを出すこと”やんな。
外からの“いいよ”を待つんやなくて、自分が“自分でよし”って言えるかどうか。」
あゆみ:
「うん。私もそこに気づけてから、恋愛が軽やかになった。
“この人がいないとダメ”じゃなくて、“この人と一緒にいると楽しい”に変わった感じ。」
たけし:
「それ、名言やな…。
“必要だからそばにいる”じゃなくて、“いたいからそばにいる”。
その差って大きい。」
アンちゃん:
「たけちゃん、それはさすがに染みるやつ。
依存は“埋め合わせ”、愛は“分かち合い”やねんな。」
【今夜の名言】
「必要だから一緒にいる」じゃなくて、
「いたいから一緒にいる」が愛なんや。
【アンちゃん編集後記】
恋愛における“依存”って、
誰かに甘えてるとか、未熟とか、そういうことじゃない。
むしろそれは、“愛されたい”“必要とされたい”っていう、
誰の中にもある純粋な願い。
でも、そこに“自分で自分を満たせる力”が加わると、
恋は依存じゃなくて、共鳴になる。
この深海トークは、自己承認という酸素を携えて、
次のダイブに向かいます。
次回予告:Vol.5(最終回)
「“本当の愛”って何?」
たけしが沈黙の中から放ったひとことが、
アンちゃんとあゆみの深層を揺らす…
シリーズのクライマックス、いよいよ最終潜航!
つづく。