「“仕事ができる”と“信頼される”は別問題」 〜スキル偏重時代に問われる“人間力”〜 ④
Vol.4
「スキル研修だけでは“信頼”は育たない」
〜知識は使われてこそ価値になる〜
こんにちは、リードコレクトの山本です。
前回は、信頼される人の共通点として「意識の矢印を内側に向ける在り方」があるという話をしました。
ではその“在り方”を育てるにはどうしたらいいのか?
ここで多くの企業がハマってしまうのが、
✅ 「研修=スキル教育」になってしまう罠
よくある話です。
・ビジネスマナー研修
・営業スキル研修
・ロジカルシンキング研修
これらももちろん大切なのですが、どれだけ学んでも、
「本人の在り方」が整っていないと、学びが“使われない知識”のまま終わってしまうのです。
✅ スキルが定着しない理由は「受け取る器」がないから
例えば、営業研修を受けた社員がすぐに成果を出せるかというと、そう簡単ではありません。
なぜなら、
「どんな営業パターンがあるか?」よりも
「自分がどんな在り方で営業するか?」が抜けているから。
受け取る側に「自責の姿勢」「成長への意思」「顧客に価値を届けたい」という土台がなければ、
いくら高度なノウハウを学んでも、それは“武器を持っただけの素人”状態なんです。
✅ 「学び」と「実践」の間にあるのは“自己認識”
在り方を育てるために、リードコレクトでは以下のような問いを研修で扱っています。
• あなたは今、どんな在り方で仕事をしていますか?
• なぜその在り方を選んでいるのでしょうか?
• その在り方は、誰のために役立っていますか?
この問いによって、「私はどう在りたいのか?」という本質的な気づきが生まれます。
そして、その気づきがあって初めて、
「学んだスキルが“自分のもの”として使えるようになる」のです。
✅ だから今、企業に求められているのは「在り方教育」
研修とは、単に知識を詰め込む場ではなく、
“在り方を育てる場”であるべき。
それこそが、「信頼される人材」を生むための、真の教育なんです。
次回Vol.5では、このシリーズの締めくくりとして
「“仕事ができる人材”を超えて、“信頼される組織”を創るには?」
をテーマにお届けします。
最終回もお楽しみに!
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