「“仕事ができる”と“信頼される”は別問題」 〜スキル偏重時代に問われる“人間力”〜 ③
Vol.3
「信頼される人に共通する“在り方”とは?」
〜成果よりも、まず“この人と仕事したい”〜
こんにちは、リードコレクトの山本です。
前回は、スキルばかりを重視する風潮の中で、“人間力”という土台が育っていない現状についてお話ししました。
では、実際に信頼される人たちは、どんな“在り方”で仕事をしているのでしょうか?
今回は、信頼を生む“内面の共通点”を紐解いていきます。
●スキルより“この人と働きたいか”
ビジネスの現場でよく聞く言葉に、
「あの人、仕事はできるけど、もう一緒にはやりたくない」
があります。
つまり「能力があるかどうか」と、「信頼できるかどうか」は別物。
そして後者のほうが、長期的には圧倒的に大事なんです。
●信頼される人の“共通点”は、在り方の姿勢
いろんな現場で成果を出している「信頼される人たち」には、実は共通する在り方があります。
それはズバリ、
「矢印を内側に向けている人」
・成果が出ないときに、環境や他人のせいにしない
・失敗を「学び」として捉える
・うまくいったときも、驕らず周囲に感謝できる
・常に「自分はどう在るか?」を問い続けている
この“矢印の向き”が、自責か他責かで、周囲の信頼の度合いは大きく変わります。
● 在り方は「言葉」ではなく「空気」で伝わる
人間って不思議なもので、言葉や態度より先に、
“空気”でその人の在り方を感じ取っています。
・安心できるか
・信頼できるか
・一緒にいて気持ちいいか
これはすべて、スキルや成果の外側にある“雰囲気”で判断されているんです。
だからこそ、
信頼されるためには「技術」ではなく「在り方」が問われる。
●「信頼される人」になるための第一歩
在り方の改善に特別な才能はいりません。
まずは、自分に問うことから始まります。
• 自分はどんな状態で働いているか?
• 自分の姿勢は、チームにどんな影響を与えているか?
• 自分が信頼してもらうために、どんな在り方を育てたいか?
問いかけが“自責”になったとき、人は信頼の器になっていく。
これが、成果以上に評価される“仕事人としての魅力”につながるのです。
次回Vol.4では、
「スキルと在り方を両立させる教育とは?」
について掘り下げていきます!
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