「“仕事ができる”と“信頼される”は別問題」 〜スキル偏重時代に問われる“人間力”〜 ①
Vol.1
「あいつは結果は出す。でも一緒に働きたくない」って、なぜ起こる?
こんにちは、リードコレクトの山本です。
今回から始まる企業向けブログシリーズのテーマは
「“仕事ができる”と“信頼される”は別問題」
スキルや実績がある人材が、必ずしも周囲から慕われ、信頼されているとは限らない。
これは、多くの組織で起きている“人間力のズレ”の問題です。
「仕事ができるのに、なんか嫌われてる…」の正体
よく耳にする言葉に、
「あの人、めっちゃ結果出すけど、なんか一緒に働きたくない」
というものがあります。
これ、決して珍しいケースではありません。
営業部門や管理職クラスに行けば行くほど、こうした“実績 vs 人望”のギャップが表面化していきます。
でも、この現象の裏側には、はっきりとした原因があります。
「信頼されない人」に共通する在り方
信頼されない“できる人”の多くは、
• 周囲の感情に無関心
• 結果だけを求めて手段を選ばない
• 自分の実績を優先し、周囲の貢献を軽視する
• 相手の目線に立たず、指示や意見が一方通行
つまり、「やり方」は優れているけど、「在り方」が伴っていない。
一方、周囲から信頼される人はこうです:
• 小さな配慮がある
• 仲間の成果も“自分ごと”で喜べる
• 報告・相談がしやすい空気を作っている
• 自分の成果より、チーム全体を見ている
これって、「仕事の技術」ではなく、「人間力」の話ですよね。
スキルを支える“土台”が見落とされている
実は、会社の中で「できる人間」を育てようとするとき、
多くの研修や育成プログラムは“スキル”や“ノウハウ”に偏りがちです。
でも、現場で本当に成果を出し続ける人材って、
「在り方(Be)」が整っていて、「やり方(Do)」が活きている人なんです。
いくら営業トークが上手くても、
報連相ができなかったり、信頼されなければ、
どこかで頭打ちになります。
人間力の土台が整えば、信頼と成果は両立する
このシリーズでは、
「スキルがあるのに信頼されない人」と、
「信頼されながら成果を出す人」の違いを掘り下げていきます。
カギになるのは、「人間力」の再定義と、その育て方。
あなたの会社にとって、
「信頼される人材」は、今どれくらいいますか?
ぜひ次回も読んでください。
Vol.2では、「なぜスキルだけの人材が増えてしまったのか?」という“教育の盲点”に迫ります。
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