「優しい人ほど損をする」 “いい人疲れ”から抜け出すために、捨てるべきもの Vol.4
Vol.4|“優しさ”が自己肯定感を下げる!?矛盾に隠された本質とは?
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、「優しさ」に隠された落とし穴や、
“いい人”としての生きづらさを解き明かしていきます。
前回Vol.3では、
「本当に優しい人」と「自己犠牲型のいい人」の違いについてお届けしました。
優しさが“他人軸”から生まれるか、“自分軸”から生まれるかで、
疲弊するか、エネルギーになるかが大きく変わる――そんな話でしたね。
今回はさらに深掘りして、
“優しさと自己肯定感の関係性”について考えてみましょう。
■「優しくしてるのに、自信がない」人が多すぎる
これ、めちゃくちゃ多いんです。
• 周りのために頑張ってるのに、なぜか自分に自信がない
• 褒められても「いえいえ、私なんて…」が止まらない
• 相手に尽くしてるのに、心のどこかで「これでいいのかな」と感じてる
こういう人って、外から見ると“いい人”に見られてる。
でも、内側ではいつも「自分はまだ足りない」と思っているんです。
■“条件付きの優しさ”は、自己肯定感を削る
その原因のひとつが、
「自分の価値を、他人の反応で測っていること」
• 喜ばれたら、自分にOK
• 感謝されなかったら、自分にダメ出し
• 相手が笑顔だったら、自分は役に立ってる気がする
これ、完全に“条件付きの自己肯定”なんですよね。
つまり、
優しさが「他人の評価によってしか成立しないもの」になってしまってる。
これじゃあ、自己肯定感が育つはずがないんです。
■「私はここにいていい」を、自分に許せてるか?
自己肯定感って、
「自分ができてる/できてない」とか、「すごい/すごくない」じゃなくて、
「私はここにいていい」って、自分に思えてるかどうかなんですよ。
でも、“いい人”をやってると、
つい「ちゃんとしてなきゃ」「誰かの役に立たなきゃ」って思っちゃう。
この「条件付きの存在承認」こそが、
“いい人疲れ”の正体なのかもしれません。
■本当の優しさは、「満ちてる自分」からあふれ出る
じゃあどうしたら、自己肯定感を保ちながら優しくなれるのか?
それは…
「まず、自分の心を満たしてあげること」
• 自分の本音を聞いてあげる
• しんどいときは、しんどいと言える
• できない自分も、ダメな日も「それでもOK」と言ってあげる
そうやって、自分に優しくなれたときに、
初めて他人にも“本当の優しさ”が向けられるようになります。
■まとめ:優しさの源は、自分を許すこと
✔ “いい人”を続けても、自己肯定感は上がらない
✔ 優しさの前に、自分を大切にする習慣をつくろう
✔ 本音を出せる関係が、あなたの価値を支えてくれる
次回Vol.5は、シリーズ最終回。
「“やさしさ”を武器にするには?」をテーマに、
これまでの学びを統合しながら、“強く優しい自分”への道をお伝えします。
どうぞお楽しみに!
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