「優しい人ほど損をする」 “いい人疲れ”から抜け出すために、捨てるべきもの Vol.3
Vol.3|“本当に優しい人”と、“自己犠牲型のいい人”の違いとは?
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、「優しさ」の正体を解き明かしながら、
“自分らしい人間関係の築き方”を一緒に考えています。
前回Vol.2では、
「“いい人”をやめることで、本音の関係が生まれる」
というテーマでお話しました。
今回はさらに一歩踏み込んで、
“本当に優しい人”と“自己犠牲型のいい人”の違いを、じっくり見ていきます。
■「優しさ」と「依存」は紙一重?
「優しさ」は美徳だと言われるけれど、
それが“自己犠牲”や“我慢”とセットになっているとき、
実は“優しさ”ではなく“依存”の一種になっていることがあります。
たとえば…
• 相手が喜んでくれるなら、自分はどうでもいい
• 自分を後回しにするのが当たり前
• 感謝されないと、イラッとする
こうした状態に心当たりがあるとしたら、
それは「本当の優しさ」ではなく、
“愛されたい”や“嫌われたくない”という動機からの行動になっているかもしれません。
■“本当に優しい人”は、自分を大切にしている
では、“本当に優しい人”ってどんな人か?
それは、まず自分を大切にできている人です。
✔ NOを言える
✔ 自分の気持ちを無視しない
✔ 誰かのために動くときも、自分軸で選んでいる
つまり、「他人のために我慢する」のではなく、
「自分がやりたくてやってる」という意志がちゃんとある。
この“自分軸の優しさ”には、疲れがありません。
むしろ、行動すればするほどエネルギーが湧いてくる。
■“いい人”を卒業して、「愛を循環させる人」へ
自己犠牲型の優しさは、
どこかで“報われたい”とか“わかってほしい”が混ざります。
それは悪いことではないけれど、
「期待してるのに、返ってこない」というループにハマってしまうと、
結局、自分も相手もしんどくなるんです。
一方、“本当に優しい人”は、
与えること自体が喜びであり、結果に執着しない。
この“循環する優しさ”があると、
周りの人も自然に心を開き、信頼が深まっていきます。
■“報われない優しさ”は卒業していい
優しくしてるのに疲れてる人へ、僕からひとつ伝えたいことがあります。
それは――
「報われない優しさは、もう手放していい」ってこと。
無理して人に尽くすことは、もう卒業していいんです。
大切なのは、「本当に大事な人に、本音で関われているか?」
その一歩を踏み出せたとき、
あなたの“優しさ”は、“エネルギー”に変わっていきます。
■まとめ:「やさしさ」は、自分を愛することから始まる
✔ 「嫌われたくない優しさ」は、自分を消してしまう
✔ 「自分を大切にしたうえでの優しさ」は、人を照らす光になる
✔ 他人の期待よりも、自分の意志を大切にするところから、“本当の優しさ”が育っていく
次回Vol.4では、
「“優しさ”と“自己肯定感”の関係」にフォーカス!
“いい人”を続けてきた人の多くが抱える、内なる「自分へのダメ出し」の正体に迫ります。
次回もどうぞお楽しみに!
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