「優しい人ほど損をする」 “いい人疲れ”から抜け出すために、捨てるべきもの Vol.2
Vol.2|“いい人”をやめたら、人間関係がラクになる?
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、「優しさ」の裏に潜む“しんどさ”の正体と、
本当の意味での“自分らしさ”についてお届けしています。
前回Vol.1では、
「優しい人が疲れてしまう理由は、“我慢”が習慣になっているから」
という視点をお伝えしました。
今回はその続きとして、
“いい人”をやめると何が変わるのか?
そのリアルを掘り下げていきます。
■「いい人をやめたら、嫌われるのでは?」という恐怖
実際、多くの人が「いい人でいたい」と願う理由のひとつに、
「嫌われたくない」という恐れがあります。
・お願いを断ったらどう思われるか
・自分の意見を言ったら空気が悪くならないか
・優しくない自分って、人としてどうなんやろ?
でも実際に、“いい人”をちょっとやめてみると――
意外にも、人間関係は壊れません。
むしろ、
「自分を出しても大丈夫だった」という体験が、
あなたの人生の手綱を取り戻すきっかけになるんです。
■“いい人”をやめる=「本音で関われる関係」が始まる
いい人でいるとき、
自分の本音を抑えて、相手に合わせた“理想の自分”を演じています。
でも、その関係性って、
「誰かの期待に応えるための人間関係」になってしまうんです。
それって、めっちゃしんどい。
“いい人”をやめるというのは、
✔ 本当の気持ちを伝える
✔ 嫌なことは嫌と言う
✔ 合わない相手からは距離を置く
という小さな選択を、少しずつ積み重ねていくこと。
それを繰り返すうちに、
「気を使わないといけない人間関係」から
「気を許せる人間関係」へと変わっていきます。
■“いい人”の仮面を外すと、信頼が生まれる?
実は、「素直で正直な人」のほうが、
周囲から信頼されやすいんです。
なぜなら、裏表がないから。
「この人は本音を言ってくれる」って思われると、
逆に安心されることが多い。
“いい人”をやめるのは、
ただの反抗じゃない。
「信頼関係の土台をつくる」選択でもあるんです。
■「自分のためにNOを言う」練習から始めよう
とはいえ、急に全部を変えるのは難しい。
だからまずは、“小さなNO”を言う練習から始めてみましょう。
・飲みたくないお酒は断る
・気乗りしない誘いには「また今度ね」と返す
・納得できないことは「考えさせて」と保留する
たったこれだけでも、
「自分で選んだ」という実感が心に灯りはじめます。
■まとめ:「優しさ」は、自分に向けるところから始まる
“いい人”をやめるって、
つまりは「他人にばかり優しくしていた矢印を、自分にも向けてあげる」ということ。
その結果、
✔ 本音で関われる仲間ができる
✔ 無理をしない人間関係が築ける
✔ 自分の人生を、自分の手でデザインできるようになる
――そうやって、
“本物の優しさ”が少しずつ、自分の中に育っていきます。
次回Vol.3では、
「“本当に優しい人”と、“自己犠牲型のいい人”の違いとは?」
優しさの質と、持続可能な関係性のつくり方に迫ります。
ぜひお楽しみに!
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