「優しい人ほど損をする」 “いい人疲れ”から抜け出すために、捨てるべきもの Vol.1
Vol.1|なぜ“いい人”ほど疲れるのか?
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
この個人向けシリーズでは、日々の人間関係や生き方において、
「自分らしく在る」ことの大切さに光を当てていきます。
今回のテーマはズバリ、
「優しい人ほど損をする」と言われる理由。
そして、その優しさが“疲れ”や“しんどさ”に変わる正体とは何なのか?
■「優しいね」と言われて、嬉しいはずなのに…
人間関係の中で
「ほんまに優しいね」「気が利くよね」って
言われたこと、ある人も多いんじゃないでしょうか?
本来、“優しさ”って肯定的な価値のはずやのに、
なぜか褒められれば褒められるほど、しんどくなってくることがある。
・誰かのために動いても、感謝されず当たり前になる
・「断ったら嫌われるかも」と頼まれごとを断れない
・自分よりも相手の都合や感情を優先してしまう
そんな日常が続いていくと、
「自分の人生を生きていない感覚」に陥っていきます。
■「優しさ」には2種類ある
ここで、一つ明確にしたいのは、
「優しさ」には“本物”と“代償付き”の2種類があるということ。
✅ 本物の優しさ:
→ 自分が満たされた上で、心から与える行動。
✅ 代償付きの優しさ:
→ 「嫌われたくない」「怒られたくない」など、
何かを得たい・守りたいがために行う“優しさに見える行動”。
後者は、実は「優しさの皮をかぶった自己防衛」なんです。
つまり…
あなたが疲れてしまうのは、
「優しい人だから」じゃなくて、「我慢する人だから」かもしれません。
■「いい人」は、なぜ報われないのか?
いい人って、「空気を読む」「相手に合わせる」が得意なんです。
でも、それって裏を返せば、“自分を抑えるクセ”が染み付いている状態。
「自分を出す=わがまま」
「嫌われるくらいなら、黙ってた方がいい」
そうやって周囲に“いい人”でいようとしすぎると、
どんどん本当の自分が置き去りになっていく。
そして、自分自身の心が
「私はなんでこんなに頑張ってるのに、誰もわかってくれないの?」
って叫び出すんです。
■“いい人”をやめる=“悪い人”になる、ではない
ここで大事なのは、
「じゃあ、もう人に優しくするのをやめよう」ではなくて、
「自分にも同じくらい優しくする」こと。
✔ 本当はやりたくないのに引き受けていないか?
✔ 無理して笑っていないか?
✔ 自分の“NO”を飲み込んでいないか?
まずは自分の感情を丁寧に扱うことから始めましょう。
「自分を満たす」ことは、わがままじゃない。責任です。
■まとめ:あなたは“誰の人生”を生きていますか?
「優しい人」は、確かに尊い。
でも、「自分を犠牲にしてでも」っていう前提がある限り、
それは愛ではなく、自己消耗です。
人は、“自分で自分を大事にしている人”を、
本当の意味で大切にしたくなる。
まずはあなたが、あなた自身を
「優しくしてあげられる存在」であること。
そこから、全部が変わり始めます。
次回Vol.2では、
「“いい人”をやめると、どうなるのか?」
その先にある“自分らしい人間関係”の築き方をお届けします。
引き続き、お楽しみに!
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