「なぜ研修をやっても、現場が変わらないのか?」Vol.3
Vol.3|「学んだことが“現場で使われない”のはなぜ?」】
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
前回Vol.2では、
「研修内容が“伝わらない”本当の理由」についてお届けしました。
今回はさらに一歩進んで、
「せっかく学んだのに、なぜ現場で使われないのか?」
という“研修あるある”をテーマに掘り下げていきます。
■学びを「自分ごと」に落とせていない
よくあるのが、研修を受けてその場では納得してるのに、
職場に戻ると“学んだことをすっかり忘れてしまっている”ケース。
これはつまり、
「頭では理解してるけど、体には落ちてない」状態。
人は“自分ごと”として捉えていない知識は、すぐに忘れます。
だからこそ、
研修のゴールを「理解」ではなく「体得」に置く必要があるんです。
■“体得型”に変えるための3つの要素
① 研修中に現場の「リアルな課題」とつなげること
→ 理論だけではなく、「自分の職場ではどう活かせるか?」を考える時間を作る。
② 「正解」を教えずに、「気づき」を引き出すこと
→ 与えられた答えは忘れるが、自分で気づいたことは覚えている。
③ 振り返りとシェアを繰り返すこと
→ 「やってみた → 振り返る → もう一度やってみる」この繰り返しが体得に繋がる。
■現場で使うために必要なのは、「意識の矢印」
Lead Correctの研修では、
「矢印を内側に向ける」というキーワードをよく使います。
• 現場が悪い
• お客様が無理な要求をしてくる
• 会社の仕組みがうまくいってない
そうやって“外側のせい”にしているうちは、学びは定着しません。
「自分はどう在るべきか?」
この矢印を内側に向けられるようになることで、初めて現場が動き出します。
■まとめ|“現場で使う研修”は「行動変容」がゴール
私たちの研修は、スキルや知識を与えるだけでは終わりません。
むしろ大事なのは、
「研修を受けたあと、現場でどんな行動が変わるか?」
そこを一番の成果として捉えています。
だからこそ、
私たちの研修では“行動に繋がるデザイン”を重視しています。
次回Vol.4では、
「そもそも、“研修”の定義がズレていませんか?」
という、さらに本質的な話をしていきます。
これ、もしかしたら業界の常識を覆すかもしれません。
どうぞお楽しみに!
株式会社LeadCorrect
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