「なぜ研修をやっても、現場が変わらないのか?」Vol.1
Vol.1|「その研修、“目的”がズレてませんか?」】
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
今回から始まる新シリーズは、ズバリ
「なぜ研修をやっても、現場が変わらないのか?」
という、企業あるあるを本気で掘っていく企画です。
私はこれまで多くの企業で研修を実施してきましたが、そこで感じるのは
「そもそも研修の目的がズレている」ことが、現場が変わらない最大の原因になっているということ。
■「とりあえず研修をやる」という習慣
よくあるのが、
「新入社員が入ったから新人研修を」
「マネジメント層に課題があるからリーダー研修を」
といった、“とりあえず感”のある研修実施。
たしかに、人材育成は企業にとって必要不可欠。
でもその一方で、こういった「目的が曖昧なままの研修」が、むしろ現場のやる気を下げてしまうケースもあります。
研修をやってもやっても、変化が見えない。
「結局また“やらされ感”で受けるんでしょ?」という空気。
これ、すごくもったいないです。
■現場を変える研修の“本当の目的”とは?
現場を動かしたいなら、
研修の目的は「知識を教えること」ではなく、
“行動が変わる”ことをゴールにすべきです。
• 知識を得ても使わなければ意味がない
• スキルを覚えても、マインドが変わらなければ行動が続かない
• 理解できても、共感していなければ現場で使われない
つまり、研修の本質は“変化”を生むこと。
そしてその変化は、受講者本人の内側(在り方)から始まる必要があるというのが、Lead Correctの考え方です。
■私たちが研修で大切にしていること
研修を設計するとき、私たちが一番に確認するのは
「企業として、本当に現場でどんな変化を望んでいるのか?」という問いです。
• 売上アップ?
• 離職率の低下?
• 社員の主体性向上?
• 組織の風通し改善?
目的がズレたまま研修をすると、社員には響かないし、上層部も「効果がない」と感じて終わってしまう。
だからこそ、目的の明確化=“どんな現実をつくりたいのか”を言語化することが、研修設計の第一歩になります。
■Vol.1まとめ
「研修をやっても現場が変わらない…」と感じているなら、
まずは“目的”を見直してみてください。
誰のために、何を変えるために、何を伝えたいのか?
その本質がクリアになったとき、
研修は「イベント」ではなく、「組織変革の起爆剤」に変わります。
次回Vol.2では、
「研修の内容が“伝わらない”理由」について掘っていきます。
「うちの社員は意識が低くて…」と思ってる経営者こそ、必見です!
株式会社LeadCorrect
〒541-0057 大阪市中央区北久宝寺町2丁目6-1 RE-017 404