「なぜ“教育しても育たない”のか?」Vol.2
─ スキルより“在り方”が育成の土台である理由 ─
こんにちは、株式会社Lead Correctの山本です。
このシリーズでは、「教育しているのに、人が育たないのはなぜか?」というテーマを
全5回で紐解いています。
前回のVol.1では、
“どんなに良い教育を施しても、受け手側の土壌が整っていなければ意味がない”
という話をしました。
今回はその続きとして、
「教育の効果を大きく左右する“在り方”の重要性」についてお話します。
■ “やり方”だけ教えても、人は育たない
よくある育成の失敗パターンは、
「ノウハウ」「方法論」「成功事例」ばかりを教えてしまうこと。
もちろん、やり方=スキルは必要です。
でも、それ以前にもっと重要なものがあります。
それが――
“在り方”です。
■ “在り方”とは何か?
在り方とは、その人がどんな姿勢で仕事と向き合っているか。
言い換えるなら、「物事への向き合い方」「スタンス」「根っこの価値観」です。
たとえば…
• 失敗したときにどう捉えるか?
• 難しい相手と関わるときにどう在るか?
• プレッシャーの中でも自分らしさを保てるか?
こうした“内面的な在り方”が整っていない状態で、
いくらスキルやテクニックを重ねても、すぐに限界がきます。
■ 人は“やり方”ではなく、“在り方”に感化される
たとえば、誰かに相談したとき――
• マニュアル通りに話す人
• 自分の言葉で、心から向き合ってくれる人
どちらの言葉が心に残るでしょうか?
スキルや手法は“借り物”でもできる。
でも、在り方はその人にしか出せない“体温”です。
部下が育たないのは、スキル不足ではなく、
「上司の在り方が響いていないから」というケースも少なくありません。
■ 組織全体が“在り方を整える文化”を持つと、自然に人が育ち始める
Lead Correctでは、社員一人ひとりが
“自分はどんな在り方でいるか?”を問い続ける組織文化を推奨しています。
•「今、自分は本音で向き合えているか?」
•「相手に期待しすぎてないか?」
•「責任を他人に押し付けていないか?」
こうした問いを持てる人が、
自ら学び、勝手に育ち、勝手に周囲に影響を与えていくのです。
次回のVol.3では、
「上司の“言葉の選び方”が、部下の未来を左右する」というテーマで、
“関わり方”にフォーカスしていきます。
ぜひお楽しみに!
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