“辞めない会社”は何をしているのか? #4
「“辞めたくなる瞬間”は、意外なところに潜んでいる」
こんにちは、山本です。
今日から五月に入りました。
季節が巡る中で1番不安を感じる時期でもあります。
そんな時こそ、しっかりとスタッフや従業員、部下を見てあげないといけないのではないでしょうか?
今回は、「人が辞めたくなる瞬間」について深堀りしていきます。
離職のきっかけというと、
✅ 給料が安い
✅ 仕事がきつい
✅ 上司が厳しい
など、分かりやすい理由ばかりに目が行きがちです。
でも実際には――
もっと小さな、“日常の違和感”から辞意は芽生えているのです。
■「こんなことで?」が積み重なると、人は離れていく
人が辞めたくなる瞬間は、
意外にも、“決定的な出来事”ではないことが多い。
たとえば、
✅ ミスをしたとき、責められたわけではないけど、フォローがなかった
✅ 頑張ったことを、誰にも見てもらえなかった
✅ 小さな相談をしたとき、「また今度」と軽く流された
こうした、“言葉にしづらい違和感”や“温度差”が、
心の中に少しずつ積もっていきます。
■辞めたくなるのは、待遇や環境だけが原因じゃない
もちろん、労働条件や待遇面も大切です。
でも、人が本当に離れたくなるのは、
「ここに自分の居場所がない」と感じたとき。
• 自分はこの会社に必要とされていないのでは?
• 自分の頑張りは、誰にも伝わっていないのでは?
• どうせ言っても、何も変わらないんじゃないか?
こんなふうに、
**「無力感」「孤立感」「無関心感」**が芽生えたとき、
人は静かに、心を離していきます。
■小さな承認・小さな対話が、離職を防ぐ
反対に、人が「この会社で頑張ろう」と思う瞬間は、
何気ない日常の中にあります。
✅ 「ありがとう」と言ってもらえた
✅ 「最近どう?」と気にかけてもらえた
✅ ミスを責められるのではなく、一緒に振り返ってもらえた
大きな表彰や高額なインセンティブではなく、
日常の中の小さな承認と、小さな対話の積み重ねが、
人の心を会社につなぎとめるのです。
■まとめ
人が辞めたくなる瞬間は、
決してドラマチックな事件ではありません。
むしろ、
「日常の無関心」
「小さなすれ違い」
そんな、目に見えにくい違和感の積み重ねこそが、
組織を静かに崩していきます。
だからこそ、
日々の小さなコミュニケーションこそ、
組織を守る最大の力になるのです。
次回は、いよいよ最終回!
「辞めない組織をつくる、たったひとつの共通点」をお届けします!
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