“辞めない会社”は何をしているのか? #3
「“育成”のつもりが、“潰してる”現場の特徴とは?」
こんにちは、山本です。
前回は「採用の段階で起きているズレ」についてお話ししました。
今回はその次のステージ――育成フェーズに焦点を当てていきます。
■なぜ、育成しているはずなのに、辞めてしまうのか?
「教えているつもりなのに、すぐに心が折れてしまう」
「丁寧に指導しているのに、やる気を失っている気がする」
そんな現象が現場で起きるとき、
原因は**「育成方法」ではなく、「育成の在り方」**にあることが多いんです。
■“潰してしまう現場”の共通点
✅ 早期に「結果」を求めすぎる
→ 「まだ育ってない」前提ではなく、「すぐできるべき」という無意識の期待がプレッシャーに。
✅ 正解を押し付けてしまう
→ 指導者の「これが正しい」という基準を押し付け、本人の考える力を奪ってしまう。
✅ ミス=否定になってしまう
→ 失敗したときに、「ダメだ」「まだできない」と否定されると、自己肯定感が下がる。
✅ “育てる”より“管理する”になっている
→ 報告・連絡・相談だけを重視して、内面的な成長を見ようとしない。
■育成とは、“結果”ではなく“成長”を見守ること
本当の育成とは、
✅ その人の成長プロセスを尊重し
✅ 小さな変化や挑戦を承認し
✅ 「この人は自分の味方だ」と思わせる関わり方をすること
つまり、結果よりも「在り方」を支えることが、育成の本質なんです。
■人は、「育てられた」ときではなく、「育った」と感じたときに定着する
上司や指導者が「育てた」と自己満足していても、
本人が「自分で成長できた」と感じられなければ、
その成長は本物にはなりません。
大切なのは、
✅ 本人が自ら考え
✅ 自ら行動し
✅ 自ら成長を実感できる関わりをすること
これが、“辞めない人材”を育てる真の育成です。
■まとめ
育成とは、指導でもコントロールでもありません。
「その人の可能性を信じ、引き出す関わり」そのもの。
そして、会社全体にこの文化が根づいたとき、
新人も中堅もベテランも、自然と成長し合う組織が生まれていきます。
もし今、
✅ 育成に違和感を感じている
✅ 指導がうまくいかない
✅ 部下や新人との関係に悩んでいる
そんな現場があるなら――
リードコレクトでは、
育成の“やり方”ではなく、“在り方”から育てるリーダー育成研修もご提案しています。
押し付けず、管理せず、
「自ら育つ人材」を育てるための在り方を、
一緒に整えていきませんか?
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
次回は、「“辞めたくなる瞬間”は、意外なところに潜んでいる」をテーマにお届けします!
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