“辞めない会社”は何をしているのか? #2
「“採用で失敗する会社”は、面接のここがズレている」
こんにちは、山本です。
本日からゴールデンウィークの企業様も多いのではないでしょうか?
そんな時こそ、ご自身の会社の在り方を見つめ直すいい機会だと思います。
前回は「人が辞める会社に共通する特徴」をお話ししました。
今回はさらに掘り下げて、“採用の入り口”――つまり「面接」の段階で起きている問題について触れていきます。
■採用の失敗は、入社後ではなく“面接の時点”で起きている
よく耳にするのが、
「入社してみたら、なんか違った」
「最初はやる気に見えたのに、すぐにモチベーションが落ちた」
という声。
でもこれ、実は入社後に起きた問題ではありません。
面接の時点で、すでにズレが生まれていたケースがほとんどなんです。
■面接がズレる会社に共通するポイント
✅ “答え”を探してしまっている
→ 面接官が「この人は正しい答えを言えるか?」に意識を向けすぎると、
本質的な価値観や在り方を見抜けなくなります。
✅ スキル・経歴に偏りすぎる
→ 経験や資格だけを重視してしまい、
その人の“人柄”や“価値観”を深く見ることを後回しにしてしまう。
✅ 「自社を売り込む面接」になっている
→ 求職者に気に入られようと、会社の良い面ばかりをアピールしてしまい、
リアルな環境や期待値を正直に伝えられない。
■面接で見るべきなのは、【スキル】ではなく【在り方】
スキルは、後からいくらでも磨けます。
でも、在り方(価値観・考え方・行動パターン)は簡単に変わらない。
だから面接では、
✅ この人はどんな価値観を持っているか?
✅ 困難に直面したとき、どう向き合うタイプか?
✅ チームや会社とどんな関係を築こうとするか?
ここに焦点を当てて対話していくことが、
本当にマッチする人材を採用するために必要なんです。
■「入社する側」と「受け入れる側」が、対等な関係であること
面接は、企業が人を選ぶ場であると同時に、
求職者も「この会社に入りたいか」を見極める場です。
だからこそ、
✅ ありのままの会社を伝える
✅ ありのままの相手を受け止める
この双方向性がなければ、
入社後に「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが必ず起きます。
■まとめ
採用は、会社の未来をつくる入り口です。
面接で問うべきは、単なる「条件のマッチング」ではありません。
「この人と、どんな未来を一緒に創れるか?」
この視点を持つだけで、
✅ 辞めない
✅ 育つ
✅ 成長し続ける
そんな人材が自然と集まる組織に近づいていきます。
逆に言えば――
この“本質的な問い”を持てないまま採用活動を続けると、
いつまでも「採ったけどすぐ辞める」の負のループから抜け出せません。
■ここから、組織は変えられる。
私たちは、採用の場面で何を問うべきか。
その問いかけひとつで、会社の未来は大きく変わります。
リードコレクトでは、
この“本質を見抜く採用面接術”にフォーカスした
面接研修プログラムもご提案しています。
単なるスキルアップやテクニックではなく、
「企業文化に合った人材を見抜く力」を育て、
組織の“在り方”から採用を変えていく研修です。
もし、今の採用活動に
✅ 違和感を感じている
✅ ミスマッチに悩んでいる
✅ 採った人が定着しない
そんな課題があるなら――
ぜひ一度、面接の在り方そのものを見直してみませんか?
次回は、「“育成”のつもりが、“潰してる”現場の特徴とは?」をお届けします!
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