“辞めない会社”は何をしているのか? #1
「“人が辞める会社”に共通する3つの特徴」
こんにちは、山本です。
新入社員が入り、組織が新体制に移行するこの時期――
実は水面下で進んでいるのが、「離職の芽」の発生です。
今回は、人が辞めない会社は何を意識して何に取り組んでいるのか?をテーマに全5回のシリーズで書いていきたいと思います。
特に今、企業の多くが抱える課題が、「せっかく採用したのに、辞めてしまう」という現実。
人材不足が深刻な時代において、この問題は経営の根幹に直結します。
では、“人が辞める会社”には、どんな共通点があるのでしょうか?
■①「人が辞める会社は、“合わない人”を採用している」
「いい人材が採れない」という悩みの裏には、
そもそも会社と価値観の合わない人を採用してしまっているケースが多くあります。
スキルや経歴ばかりを見て、“在り方”の部分を見落とした結果、
✅ 入社後すぐにギャップに苦しむ
✅ 会社の文化になじめない
✅ 「思ってたのと違った」と辞めていく
というサイクルが生まれてしまうのです。
■②「人が辞める会社は、“教育”が“押し付け”になっている」
新人を育てるとき、
「こうあるべき」「早く戦力に」などの意識が強すぎると、
それがプレッシャーや否定として伝わってしまうことがあります。
本来、教育とは「その人の成長を引き出す関わり」であるべき。
でも、“教える側の都合”が優先されると、
✅ 自信を失い、委縮する
✅ 本音を言えずに孤立する
✅ 成長より“正解探し”に走る
という状況をつくってしまうのです。
■③「人が辞める会社は、“関係性”を育てていない」
業務は教える。制度もある。
でも、“人と人との信頼関係”が育っていない。
その結果、
✅ ミスを相談できない
✅ 感情のケアがされない
✅ 承認も、対話もないまま、心が離れていく
いくら仕組みが整っていても、そこに「人間関係の土壌」がなければ、
人は安心して“自分を出す”ことができません。
■離職の本当の原因は、“仕組み不足”ではなく“関係性不足”
よくある対策として、
・研修の導入
・評価制度の見直し
・福利厚生の充実
などが挙げられますが、
それ以上に大切なのは、「人が人と関わる力」を育てること。
つまり、企業に必要なのは
「人間関係を育てる文化づくり」なんです。
次回は、「“採用で失敗する会社”は、面接のここがズレている」をテーマにお届けします!
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