なぜ人間関係はうまくいかなくなるのか? #3
「恋人に“わかってほしい”と思うと、苦しくなる理由」
こんにちは、山本です。
今回は「恋愛関係」をテーマに、すれ違いのメカニズムを紐解いていきます。
「どうして私の気持ちを分かってくれないの?」
「こんなに頑張ってるのに、なんで伝わらないんだろう…」
恋人との関係で、こんな風にモヤモヤした経験はありませんか?
■“わかってほしい”は、愛の裏側にある“期待”
恋愛において、「理解されたい」「気づいてほしい」という感情は、とても自然なものです。
ただ、そこに無意識の“期待”や“執着”が混ざり始めると、関係は少しずつ苦しくなっていきます。
•「LINEの返信が遅いと不安になる」
•「もっとちゃんと気にかけてほしい」
•「察してくれなきゃ愛されてない気がする」
こうした感情の裏には、「自分は十分じゃないかもしれない」という不安や自己否定が隠れていることが多いんです。
■“わかってほしい”の正体は、“自分で自分を満たしていない”状態
恋人に分かってほしいという気持ちは、
本当は「自分で自分をちゃんと見てあげていない」ことの表れです。
弊社の講座でも登場するキーワード――
それが “自己承認”。
「自分で自分にOKを出せているか?」
「相手に満たしてもらおうとしていないか?」
これを見つめることが、恋愛のストレスを根本から軽くする一歩になります。
■“わかってもらえる”は、与え合った先に生まれる
わかってほしいと思うとき、私たちはつい“受け取る側”になります。
でも、本当のパートナーシップは、与え合い・受け取り合いの循環。
✅「私も、相手を理解しようとしているだろうか?」
✅「相手の立場や感情に寄り添えているだろうか?」
自分のことだけでなく、相手の“内側の世界”にも関心を持てるかどうかが、深い関係性を築く鍵になります。
■恋愛は、他人との関係ではなく、“自分との関係”の鏡
恋愛は、自分の自己肯定感・承認のクセ・依存傾向が、最も顕著に表れる関係性です。
つまり、恋愛がうまくいかないときこそ、
「自分が自分とどう関わっているか」を振り返るチャンスでもあるんです。
“わかってほしい”と思ったときこそ、
まずは自分の心に問いかけてみてください。
「私は、私のことを分かろうとしているかな?」
その問いから、本当の愛が始まります。
次回は、「“友達がしんどい”と感じたとき、自分に起きていること」をテーマにお届けします!
人間関係の中でも“グレーな距離感”が多い友達という存在に切り込んでいきます!
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