【変わりたいのに変われない人へ 】Vol.1
─ なぜ“変わろうとする”ほど、
動けなくなるのか? ─
こんにちは、Lead Correctの山本です。
「変わりたい」
「人生をもっと前に進めたい」
「このままじゃダメな気がする」
…そう思ってるのに、なぜか動けない。
一歩踏み出しても、すぐ戻ってしまう。
本気のつもりなのに、結果がついてこない。
このシリーズでは、そんな「変わりたいのに変われない」人たちのために、
“変化を止める正体”を5つの視点で紐解いていきます。
■ 「変わろう」とするほど、動けなくなる paradox(パラドックス)
変化したい。前に進みたい。
だけど……そんな時こそ
なぜか動けない。
実はこの状態って、ある意味とても“自然”なんです。
なぜなら、“変わる”というのは、
今までの自分をいったん壊すということでもあるから。
人は、「今の自分のままではいられない」と思った瞬間、
無意識に“危険信号”を発します。
それが、ブレーキです。
■ 無意識のブレーキは、「恐れ」と「記憶」から生まれる
たとえば…
•「変わろうとして失敗したらどうしよう」
•「うまくいっても、周りに引かれたらイヤだ」
•「そもそも自分なんかが変われるはずがない」
こうした“思考のクセ”は、意識してなくても心の奥で回ってます。
そしてそれは、多くの場合「過去の記憶」から来ています。
• 頑張って裏切られた経験
• 本気を出したのに笑われた記憶
• 結果が出なかったときの恥ずかしさや挫折
つまり、“変わる”という行為は、
過去の痛みを再体験するリスクがあるから、
無意識が「やめとけ!」ってストップをかけてくるんです。
■ 自分にとっての“現状”は、実は安全地帯でもある
たとえしんどくても、
たとえ理想とは違っても……
「今まで通りの自分」でいる方が、
脳にとっては“予測できる安心な世界”。
変化は、“未知”であり“混乱”であり、“不確かさ”のかたまり。
だから、
「変わりたい」と願いながらも、
気づけばいつものルーティンに戻ってしまう……
それは意志が弱いからではなく、“防衛本能”が強いからなんです。
■ では、どうやって動き出せばいいのか?
まず大切なのは、「変わることを目指さない」こと。
「変わらなきゃ」
「変わらなきゃ」
「変わらなきゃ」
この状態は、言い換えると
「今の自分はダメだから壊したい」という前提に乗っかっています。
でもその発想こそが、自分を一番苦しめてる。
だから最初にやるべきことは…
「今の自分にOKを出すこと」です。
• 動けない自分も
• 怖がってる自分も
• すぐ戻ってしまう自分も
「そんな自分がいても、まぁええやん」
その感覚が、“変わらなきゃ”の緊張を緩めてくれる。
■ 変化は、「壊すこと」ではなく「選び直すこと」
変化とは、“別人になる”ことではありません。
“何かを選び直す”こと。
“違う可能性に一歩ずつ触れてみる”こと。
変わる必要なんて、どこにもない。
でも、“選び直す自由”は、いつでも持っていていい。
Vol.1では、「変わりたいのに動けない」理由が
実は“心のブレーキ”や“記憶”が守ってくれている状態だった、ということをお伝えしました。
Vol.2では、もうひとつの大きな罠――
「習慣の仕組みと感情のループ」についてお話しします。
変わるのが怖いときは、
「変わらなくても大丈夫」と自分に言ってあげてください。
その瞬間から、変化はゆっくり始まっています。
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