なぜ人間関係はうまくいかなくなるのか? #1
「ちゃんと言ってるのに、伝わらない」の正体とは?
こんにちは、山本です。
前回の記事では「いい人を演じたしまう人」に焦点を当てて投稿させていただきましたが、それに関連するシリーズを書こうかなと思います。
なので
今回から、人間関係にまつわるシリーズをお届けします。
テーマは、家族・恋人・友人など、“身近な人とのすれ違い”について。
私たちは日々、言葉を使って相手とコミュニケーションを取っています。
にもかかわらず、「ちゃんと伝えたはずなのに、伝わっていない…」ということが、なぜこんなにも多く起きるのでしょうか?
■言葉が伝わらない理由は、“言葉そのもの”ではない
たとえばこんな会話:
「ちゃんとやってって言ったよね?」
「え、言ってた?聞いてないよ」
または、
「大丈夫?」と聞いたのに、「うるさい、放っといて」と返されたり。
どれも言葉は存在してるのに、感情がすれ違う。
実はここに、人間関係がこじれる最大のポイントがあります。
それは――
**「人は、相手の“言葉”ではなく、“自分のフィルター”で相手の言葉を受け取っている」**ということ。
■人間関係は、“事実”ではなく“解釈”で揺れる
これは、弊社が講座でもよく伝えている内容に通じます。
同じ言葉でも、
・相手の言い方
・その場の空気
・過去の体験
によって、まったく違う意味に聞こえてしまうんです。
つまり、
「ちゃんと伝えてるのに…」は、
“自分の言葉が届いていない”というより、
“相手の解釈フィルターに引っかかっている”だけかもしれません。
■コミュニケーションに必要なのは、“確認”と“翻訳”
本当に伝えたいことがあるときほど、
ただ一方的に言葉を放つのではなく、こう問いかけてみましょう:
✅「今の、どう受け取った?」
✅「私の言いたかったこと、どう感じた?」
そして、
✅「自分ではこう思ってるんだけど、ちゃんと伝わってるかな?」
と“翻訳し直す勇気”も、人間関係には大切なんです。
■「伝わらない」は、責めるサインではなく、見直すチャンス
私たちはつい、「分かってくれない相手が悪い」と思いがちですが、
その時こそ自分の中にある“前提”や“期待”を見直すタイミング。
つまり、「伝わらない」=人間関係の構造に気づく入口なんです。
次回は、「家族なのに分かり合えない…“近すぎる関係”がもたらす距離感の罠」をお届けします!
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